内装仕上工事はどんな工事がある?

内装仕上工事はどんな工事がある?

内装仕上工事を私共は事業として取り組んでおります。

内装仕上工事とは、

壁紙(クロス)貼りをイメージされる方も多いのですが、
実は、もうちょっと奥が深くて、
壁の下地を軽量鉄骨で作成し、
そこにボードを貼り、
ボードの上からクロス貼りまでも内装仕上工事と言いますが、

建具工事(室内の扉など)や、
床の仕上工事、
箇所によっては塗装工事なども内装仕上工事の一部ですし、

更に言うと、
内装仕上工事が終了した後の引き渡し清掃も、
工事の一部として私共は考えております。

設備工事や電気工事も内装に含まれますが、
私共の方で施工しているのは、
あくまで仕上工事がメインです。

※但し、規模が小さい時などは、
電気工事や衛生器具の取付、配管なども承っております。

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内装仕上工事ってどんな工事があるの?

内装仕上工事の種類は下記の通りです。

①軽量鉄骨下地組
②建具工事
③ボード工事
④クロス工事
⑤床仕上げ工事
⑥塗装仕上げ工事
⑦クリーニング工事
⑧防音工事
⑨X線室の鉛壁の工事

私共が考える内装仕上工事は以上になります。
一個一個解説していきます。

①軽量鉄骨下地組

壁や天井の壁を作る一番初めの仕事です。
壁や天井を作るには、壁の下地が必要で、
天井を作るには、天井の下地が必要です。
この下地を軽量鉄骨で作成し、
この上にボード等を貼って仕上げていきます。

②建具工事

軽量鉄骨での下地組が終了したら、
建具を取り付けていきます。
建具の寸法に合わせて軽量鉄骨を組まないといけないのですが、
ここで、
しっかり図面を共有して、
全工程が上手くいく様に、
作業を進めていきます。

③ボード工事

壁や天井にボード等を貼っていきます。
このボードを貼ってようやく壁が出来上がります。
壁が出来上がったら、クロスを貼れる様になります。
上手いボード屋ですと、
クロス工事の手間を考えた施工もできますし、
出ズミなどのカネもしっかり出して、
見栄えも良く作れるものです。

④クロス工事

天井や壁が出来上がったら、
仕上にクロスを貼っていきます。
下手なクロス工事だと、
どうしても入りズミに隙間が空いたり、
クロスの中に気泡ができてしまい、
後で是正しないといけなくなります。
また、
クロスのガラの流れや向きを考えて貼っていく事も大切で、
柄が合っていると、よりキレイに見える物です。

⑤床仕上げ工事

床仕上げ工事とは、
長尺やPタイルなどを言います。
しっかり引き詰めて、隙間なく張っていく事が重要です。
もちろん、
壁との取り合いも隙間なく張る技術が求められます。
また、
巾木も床仕上げ工事の一部で、
浮きなど無く、隙間なく張っていく事が求められます。

⑥塗装仕上げ工事

塗装工事もボードを貼った後の工事になります。
キレイに塗装する事って大切なのですが、
しっかり下地処理をして、
下地塗装まで行って塗装する事で、
色ムラもなく、キレイな塗装面を作る事ができます。

⑦クリーニング工事

クリーニング工事については、
弊社では床工事の一環に考えています。
確かに、全工事が終了した後に清掃を入る事もあるので、
仕上後の工事も行いますが、
お客様によっては、
「床を張り替える予算が無い」と仰るお客様もいらっしゃいます。
そんな時は、
床のワックスを取り除いて、
汚れをキレイにはぎ取ってから、
再度、床にワックスを塗って、新品状態に戻すと言う事を行っています。
従って、
クリーニング工事も内装仕上工事の一環と考えて良いでしょう。

⑧防音工事

壁に使う軽量やボードにはいろいろな種類があります。
その中で、
防音工事を行う際に、どんな仕様の壁にするのか?を検討する必要があります。
壁の仕様によって、使う材料も変わってきますので、
お客様のニーズに合わせた防音工事を行っていきます。

⑨X線室の鉛壁の工事

X線室に使用する天壁は鉛のボードを使用し、
X線が漏れない様に作る必要があります。
仕様する材料は鉛ボードと鉛のシートです。
この材料を駆使して、X線室を作り上げていきます。

内装仕上工事の主な流れ

ここで内装仕上工事の仕事の主な流れを解説していきます。

①図面の確認

元請け会社から図面を取り寄せて、
工事内容の確認を行います。
この時に、最大限工事に抜けがないか確認し、
工事の数量出しにつなげていきます。

②図面から数量を割り出し

図面をプリントアウトしたらサンスケを使って、
数量を出していきます。
一番怖いのが、
・間接照明
・折り上げ天井
・垂れ壁・・・などです。
ここで数量出しに間違うと、見積もりがとんでもない事になります。
また、
建具の取付などでも特殊な事があるので、
注意が必要です。

③工事手順の検討

数量を出したら、作業手順の検討を行います。
これによって、
戻り作業がないか?
軽量とボード・クロスなどを前後して作業しないといけないか?
などを検討します。

④業者さんとの打ち合わせ

工事手順の検討をしたら、
業者さんとの打ち合わせをしておきます。
大まかな料金の打ち合わせと、
作業手順の打ち合わせです。
ここでアンドを取っておかないと、
工事中に業者さんとトラブルになってしまいます。

⑤見積もりを作成提出

割り出した数量と工事手順を組み合わせて見積もりを作っていきます。
この時に、
大体の工程表が出来上がってきます。
見積り書が出来上がったら、
元請けに提出して、
連絡を待ちます。

⑥元請けから仕事の依頼を受けたら

・見積もりに間違いが無いか再度確認
・工事手順の確認
・工事請負確認書を交わす
・各業者さんとの打ち合わせ(作業手順の確認)

元請けとの信頼関係もないといけませんが、
業者さんとの信頼関係も大切なファクターですので、
信頼できる業者さんとしっかり打ち合わせをしていきます。

⑤現調を行う

できれば各業者さんと現調に伺って、
工事内容の最終チェックを行います。
分からない事などをココで残さない様に、
現場を調査し、
実際の工程に入る準備を行います。

⑥工事の開始

・工程表と図面の確認
・材料の手配
・工程表にそって作業を開始
・工程の確認
・工事内容を逐一確認

何が分からなくても、
工程表と図面が正しいので、
必ず、工程表と図面を見ながら工事を進めていきます。
逐一、工程を確認しながら、
職人さんに動いてもらい、
工事を進行していきます。
もし、仕方なく遅れる様であれば、
元請けと相談し対処していきます。

⑦工事終了で仕事の納め

工事が終了したら、
最後に、是正を確認し、
是正の無い状態で元請けに引き渡します。
そのためには、
クロスの是正や床の貼り物・巾木などをしっかり点検し、
大幅な直しの無い様に点検是正して仕事を終わらせていきます。

⑧工事代金の回収

工事を無事に終了し、納める事ができたら、
工事代金の集金になります。
月を跨いでの工事の場合、
出来高で支払ってもらう事が主になります。
また、
初めてのお取引の場合、
一部、前金での契約をさせていただく事もあります。

※「内装仕上工事の主な流れ」を書きましたが、
お取引によっては、多少前後したり変更する事もあります。
ここに書いた内容が全てではありません。

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内装仕上工事の弊社の実績

壁ボード工事

雨漏り改修をした病院の、壁の改修です。
一度壁を剥がしてGLでボードを貼り直してあります。
エアコン下地も必要だったので、
一部べニアで施工しました。

天井張替え工事

こちらも雨漏り改修を行い、
改修した病院の天井です。
カビで汚れてしまった天井のジプトーンを落として、
貼替ています。
軽量はまだまだ使えそうなので錆び止めで対処しました。

クロス貼替工事

こちらも雨漏り改修工事でのクロス貼替えです。
カビで汚れている部分をメインにクロスを剥がしていき、
特殊な薬剤でカビ対策を行い、
クロスを貼っていきました。

床の清掃工事

床の貼替を行うつもりだったのですが、
予算の関係で清掃になりました。
一度、床のワックスを剥がして、
その後、徹底的に掃除をし、汚れを落としてから、
最後にワックスをかけ仕上げています。

マンションリノベーション工事

マンションの全面改装を行った時の、一部屋の写真です。
全面改修なので、
外部廊下廻りについても改修しました。
写真は部屋の一例です。
下地からやり直していますので、
クロス・床材も全て新品です。

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